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退職代行サービス利用の流れを徹底解説!退職後の手続きも完全網羅

退職代行サービス利用の流れを徹底解説!退職後の手続きも完全網羅

退職代行サービスの仕組みは把握できたけど、自分はこれから具体的に何をしていけば良いのかが気になる…!

意外と簡単な仕組みでありながら、負担を極力感じない退職を可能にしてくれる退職代行。ですが、いざ利用しようと思っても、実際に利用するイメージが掴めていないのではないでしょうか。

でも大丈夫。あなた自身が実際に行うべき行動の細かな流れや事前準備、注意すべきポイントを、段階別にまとめました。

最後まで読んでいただけると、あとは業者を選ぶだけになります。具体的にシミュレーションして、漠然とした不安をゼロにしていきましょう。

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退職代行サービスの利用が初めての場合は、以下の記事も併せて参考にしてみてくださいね!

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退職代行の基礎知識
二階堂誠アバター
退職代行サマライズ
二階堂 誠

経歴|元教育者で人材大手出身。自身も度重なる転職経験を持つ。30代既婚。

スタンス|自身が退職で苦労した経験から、退職希望者の悩みに寄り添った丁寧な解説のもと、安心して利用できる退職代行業者を厳選してお伝えしています。

タップできる目次

退職代行サービス利用の流れ

退職代行サービス利用の流れ

まず退職代行サービス利用の流れを、5段階にわけてお伝えしていきます。業者によって多少異なりますが、基本的な流れは上図の通り。

気になる業者へLINE等で問い合わせて、無料相談。信頼できて相性が良いと感じられたら申し込み、具体的な打ち合わせに移ります。そして料金を支払えば、すぐに退職手続き開始。業者の連絡を待つのみに!

完了報告をもらったら、あとは退職後に必要な手続きを進めていきます。この時、あなた自身が直接会社とやり取りをする必要は一切ありません。

退職代行業者へ問合せ

退職代行サービス利用の流れ|退職代行業者へ問合せ

まず、気になる退職代行業者をピックアップし、公式ページに記載されている問合せ先へ連絡します。このとき選べる連絡手段は、主にLINEかメールか電話。特にLINEはお互いに気づきやすく時間の融通も効きやすいので便利です。

無料で相談にのってくれるので、現時点での疑問点を徹底的にぶつけてしまいましょう。要領を得ない質問でも構いません。有給の消化や引継ぎなど、基礎的なことを含め何でも丁寧に教えてくれます。

この時の対応をみて、信頼できるか、あなた自身の希望を叶えられるかを加味。納得のいく業者を選び抜きましょう。

退職代行サービスの申し込み

退職代行利用の流れ|退職代行サービスの申し込み

退職代行を任せられる業者を決断したら、契約を行います。

このとき、上図のような、会社とあなた自身に関して質問を受けることになります。正確な氏名をはじめ、所属部署や連絡先、雇用形態や退職の理由など…。

手元に名刺や手帳を置いておくと、会社に関する情報も間違えなく伝えられるので便利です。

退職時の申請や依頼に関する打ち合わせ

退職代行利用の流れ|退職時の申請や依頼に関する打ち合わせ

続けて、より具体的な希望を業者に伝えていきます。申し込みと同時に進められていく場合も。

退職連絡をしてもらう日時や有休の申請、各種請求の有無など…。業者の方とも相談しながら、徹底的に洗い出しを。上図の内容を念頭に置きながら話をしていけばOKですが、伝え漏れの無いように気をつけましょう。

なお、必ずしも強制力があるわけではないので、例えば「会社からの連絡拒否」を100%叶えられる保証はありません。ですが、要望に沿えるよう力を尽くしてくれます。

引き継ぎについては、出社している内に情報を整理しておけるとラクです。最低限の引継ぎは求められる場合が多いですから。退職連絡の後に二度と会社に行かなくて済むよう、可能な範囲で準備しておきましょう。

料金の支払いと退職手続きスタート

退職代行利用の流れ|料金の支払いと退職手続きスタート

要望に関するやり取りが済んだら、料金の支払いをします。

業者によって異なりますが、主にクレジットカード、銀行振り込み、電子マネーや現金といった方法が利用可能。中には後払いや分割払いが可能な場合もありますので、気になる場合は相談してみてくださいね。

支払いの確認ができ次第、退職する旨の伝達、交渉が実際にスタートしていきます。

退職代行業者による会社とのやり取り

退職代行利用の流れ|退職代行業者による会社とのやり取り

いよいよ、退職手続き開始。

ここまでで希望は徹底的に伝えているので、あなた自身がすべきことは特にありません。退職代行業者からの連絡を待ち、何か質問されたことに適宜答えていくだけです。

ただ、退職の旨を伝えること自体は瞬時に終わりますが、交渉の内容や置かれた状況によっては時間がかかることも。その場合も、業者を信じてひたすら待ちましょう。交渉を全て終えたら、退職成功です!

退職代行サービス利用のポイント

退職代行利用の流れ|ポイント

退職代行サービスを利用する手順は、いたって簡単。やるべきことも単純明快です。

強いて言うなら、事前準備が丁寧になされているほど、スムーズに話を進められる点がポイント。曖昧なところが少ない方が、確認の手間が省け時間を短縮できますもんね。

いずれにしても、上司に退職を言い出さずに済ませられるのは大きいですよね。恐ろしく重々しい雰囲気ですから。人生で一度たりとも味わう必要のない感覚です。

退職後の流れと必要な手続き

退職後の流れと必要な手続き|一覧

続いて、退職代行が終わった後の動きについてご説明していきますね。

すぐに思う存分羽を伸ばしたいところですが、やるべきことがいくつか残されています。忘れていると新生活に支障をきたすこともあるので、くれぐれもご注意ください。

…とはいえ、一般的な「退職の流れ」と同様なのでご心配なく。退職代行を利用したからといって、特殊なことをする必要もありません。

退職届の送付

退職後の流れと必要な手続き|退職届の送付

実は、退職はまだ正式に完了していません。あくまでも退職代行業者は「退職に際して交渉し承認を得る」段階までを終えてくれています。最後の仕上げとして、あなた自身が退職届を送付する必要があると思っておきましょう。

退職届の作成は、ごく一般的なモノで構いません。スムーズに手続きが進められるように用意してくれる会社もあります。

また、退職代行業者によってはテンプレの用意もありますし、弁護士による代行であれば退職届の送付まで代理人として行ってもらうことも可能です。

不備の無いようにだけ注意して、内容証明郵便を利用して送りましょう。

返却物や引継ぎ資料の郵送

退職後の流れと必要な手続き|返却物の郵送

各種返却物に関しては、退職代行業者から伝えられたとおりに送付すればOK。主に、下記のようなものを送付する必要があります。

  • 健康保険証
  • 社員証
  • カードキー
  • 社章
  • 名刺
  • パソコン
  • 制服 etc…

必ず、期限内に送付しておきましょう。返却物について連絡があったらすぐ用意するくらいの方が良いです。またこの時、データでは送れないような引継ぎ資料があれば、一緒に送っておくとスムーズです。

「返却物」と言うには大きいですが、社宅にお住まいの場合、退職日までに退去が求められる場合が多いのでご注意を。可能な限り、次に住む場所を事前に確保しておきましょう。

退職時の必要書類や私物の受け取り

退職後の流れと必要な手続き|必要書類や私物の受け取り

こちらから送るばかりでなく、会社側からも書類等が送付されてきます。いずれも超重要なので、必ず全て受け取り、大切に保管しておいてくださいね。

  • 離職票
  • 雇用保険被保険者証
  • 健康保険資格喪失証明書
  • 源泉徴収票
  • 年金手帳
  • 会社に残された私物

源泉徴収票は、企業によってはWeb上で完結しているので送られてこない場合もあるので要確認です。また、年金手帳を預けている場合には必ず返してもらうようにしましょう。

離職票と雇用保険被保険者証については、手元にないと失業手当等の各種手続きが滞ります。もし会社が送ってくれない場合でも、退職代行業者に連絡して催促し、早々に送ってもらう必要があります。

アフターフォローの活用

退職後の流れと必要な手続き|アフターフォローの活用

退職代行業者によっては、様々なアフターフォローを行っています。

「傷病手当金」や「雇用保険給付金」をはじめとする社会保険給付金の受給サポート、転職先の確保、カウンセリング…。

ただし、ここでのフォローはあくまでもオプションとして。会社と交渉ができるかなどを優先しましょう。まずはしっかりと退職することが先決ですから。必要に応じて利用していきましょう。

幅広い社会保障制度の積極活用を!

退職後の流れと必要な手続き|社会保障制度の積極活用を!

社会保障制度というと仰々しいですが、例えば「失業手当」のようなものが該当します。条件を満たせばもらえる、救済的なお金のことですね。意外と知られていないモノも含め、把握しておきたいものを以下に列挙します。

※青色下線のものはクリックで詳細ページへジャンプできます。

  • 失業手当
  • 就職促進給付
  • 傷病手当
  • 技能習得手当
  • 教育訓練給付金 etc…

これら全て、自ら申請しない限り受け取れないものばかり。中には全く知らないものもあるのではないでしょうか。

数か月、数年に渡り支給されるため、トータルでみると数十万、数百万規模のお金を受け取ることができます。手続きこそ煩雑な場合がありますが、面倒がっていては確実に損でしょう。

詳しくは「退職後の生活に希望を!最低限知っておきたい社会保障制度の概要まとめ」の記事にまとめていますので、必要に応じて詳細を把握しておきましょう。

厳密な即日退職は難しくても「今日から出社しない」は可能

厳密な即日退職は難しくても「今日から出社しない」は可能

ここまでで、退職代行サービス利用の流れと退職後の各種手続きについて、理解を深めてきました。最後に、退職代行の利用をする前に気をつけておくべき点を改めてお伝えしますね。

主に2点、「即日退職」と「引継ぎ」に関してです。

法律上「実質的な即日退職」が可能な理由

まず、厳密な意味での即日退職は難しい場合があることに注意を。民法第626条/627条/628条にて、雇用契約の解約について以下のような定めがあるためです。

無期雇用(正社員)

期間の定めのない雇用の場合、退職を申し入れてから2週間後に「契約終了」が成立します。その2週間は、有休が残っていればその消化に充ててしまえばOK。有休が残っていない場合でも、無給での欠勤扱いとしてもらうことで出社自体はせずに済ませられます。

有期雇用(正社員以外)

期間の定めのある雇用の場合、基本的には一方的な退職の申し出は通りません。ただし、「やむを得ない事由」があるときは契約の解除が可能であると定められており、結局のところは交渉次第。あなたに代わって代行業者に上手に交渉してもらうことで、出社を避けられます。

つまり、実質的な「即日退職」を希望される場合には、交渉が必須。交渉可能な「弁護士」か「労働組合法人」の退職代行業者に間に入ってもらうようにしましょう。

…とはいえ、退職代行を利用する方の大半が「もう出社したくない」と考えています。大抵の場合、この部分は業者の方から説明が入りますのでご安心を。

アルバイトやパートといった雇用形態は、人の入れ替わりが激しいことが前提にあり、仕事上の責任も限られています。法律を持ち出し責められる可能性は低いと考えて良いでしょう。

引継ぎと勤怠には要注意!

上記の実質的な「即日退職」にも関係してきますが、引継ぎには少し注意が必要です。

「やむを得ない事由」を根拠に退職をする際、もし会社へ「損失」をもたらしていた場合、損害賠償の請求が法律で認められているためです。これは有期雇用・無期雇用を問いません。

これを防ぐため、以下に注意をしておきましょう。

  • 担当業務に関する重要事項を一通りまとめるなど、簡易な引継ぎ資料を作成しておく。
  • 退職を申し出るまでは無断欠勤をしない。

もちろん、非常に忙しく、気持ちの面でもしんどい日々の中では、決して簡単なことではありません。

そして、実際に損害賠償を請求されたり訴訟を起こされることは非常に考えづらいのですが、何事にも「絶対」はありませんので…。あくまでも無理なく出来る範囲で、気をつけておきましょう。

まとめ|退職代行をフル活用してストレスフリーな退職を!

まとめ|退職代行をフル活用してストレスフリーな退職を!

ここまでで、退職代行サービス利用の流れについて細かくみてきました。注意点こそあるものの、やるべきことは決して難しくありません。実際に動き出すと、アッという間に退職が完了しているものです。

コツは、無理のない範囲で、必要最低限の事前準備をしておくこと。最終的な負担がより一層軽くなります。

ただし、もう今すぐにでも辞めないと身がもたない場合は、この限りではありません。基本的なことは全て代行業者の人が伝え導いてくれますので、動きながら準備すればOKです。

※当記事は、『退職代行の基礎知識』の2つめです。続けて、以下の「退職代行業者の選び方」の記事をご覧ください。

退職代行サービスについてまだ不安が残っている場合は、以下の記事も併せて参考にしてみてくださいね!

「退職代行の基礎知識」用(背景透過)3
退職代行の基礎知識
二階堂誠アバター(背景透過)

退職代行の利用に、遠慮や偏見は一切不要。仕事で疲れ果てたあなたが、早くご自身の充実した生活を取り戻せますように。同様の経験をした身として、心から願っています。

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